短歌 名残桜 刻々と変化する都会の喧騒に短歌のスパイスを

なくしたもの

            そでなしの紫陽花色のワンピースなくしたものほど彩度ましゆく
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昔、大好きだったワンピース。
細く絞ったウエストから大きく膨らんだフレアー、
紫陽花の青や紫、藍やみずいろが花弁が生地全体に描かれていて
それはそれは鮮やかなワンピースでしたっけ。
とっくに着れなくなって処分してしまったけれど
この季節が来るたびに、そのお気に入りのワンピースのことが思いだされます。
もう見ることはできないからこそ、
本物よりはるかに彩りを増したのそのワンピースは、
青春の思い出と一緒に記憶の中に保存されています。
そして、たぶん歳を経るごとにその鮮やかさの度を増していくことでしょう。

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by jam-une | 2019-06-10 00:22 | 人生 | Comments(0)